急に時間ができたので、前から少し気になっていた箱根の『甘酒茶屋』へ、片道100km程度のソロでツーリングに行ってきました。4月の下旬ということで、実際に走ってみてどんな装備があった方がいいのか、色々思うところがあったので書いてみようと思います。
100kmツーリングに必要なもの
実際に行った時の服装
急遽時間が空き、急に思い立ったツーリングだったので、「まぁこれくらいでよかろう」というとても適当に決めた服装だったので、ユニクロのストレッチジーンズにTシャツ、上に厚手のパーカーという地元民に毛が生えた程度の服装で行きました。手袋もユニクロ、靴下も下着もユニクロで行ってきました。
誰からもヤエーされなかったので、完全に地元民、もしくは通勤中のおじさんと思われていたんだと思います。まさか遠くからツーリングに来てるとは思われなかったでしょう。

やってる事が高校生の時と変わってないね
あった方がいいと思ったもの
上に書いたような軽装で行ってみたのですが、気温が23度の予想だったとはいえ、やっぱり湖に近づくにつれて非常に寒くなり、箱根神社についた頃にはすっかり凍えている結果になりました。
今回の反省をうけて、いくら気温が暖かいからとはいえ、やっぱり春先向けのバイクジャケットは必須ではないかと思います。気温が暖かくても、避暑地の場合は特に風が冷たいので、バイクで走っているとその冷たい風をモロに受けるので、体温が徐々に下がっていきます。
できれば手袋もバイク用の物を着用した方がいいと思います。ユニクロの手袋で行ったら、箱根に着く頃には手が冷たくて痺れている状態でした。本当は関所に寄ったり蕎麦食べたりしようと思っていたのですが、寒くてそれどころではなく、速攻で引き返すことになってしまいました。
快適に走るって大事ですね。
箱根『甘酒茶屋』

唯一残った茶屋らしい
甘酒茶屋さんは国道1号から箱根神社じ向かう途中にあり、その昔は東海道を往来する旅人たちが休憩するところとして重宝されていたそうでう。今も旧東海道があり、その道を通っていけばこの茶屋にたどり着きます。
このあたりには4〜5軒同じような茶屋があったそうなのですが、今や残ったのはこの甘酒茶屋さんだけになってしまったそうです。
旧東海道を歩き、この茶屋で一服すると、当時の人たちの気分になれるのは間違いないと思います。私は凍えててそんな気力ももはやなくなっていたのですが、次回はぜひ挑戦したいと思います。
お店のなか

お店の中に入ると、なるほど、まさに茶屋。水戸黄門や座頭市で観た、その当時の雰囲気がバリバリ出ていました。箱根の寒風に凍え、峠の曲率にすっかり疲れ切った身体に、この暖かい雰囲気は本当に身に染みてありがたく、なるほど皆から愛されるわけだとすぐ納得しました。
囲炉裏には火が灯っており、焚き火のいい感じの匂いと、甘酒のいい香りと、お店の人たちの暖かさに、本当にいつまでもここで過ごしていたくなるような空間でした。(凍えててもうバイクに乗りたくなくなっていたのも2割くらいあります。)
おすすめ

おすすめは、なんと言ってもこの甘酒!!!
特に今回は凍えきった身体ということもあり、飲んだ瞬間に全ての体毛が逆立ち、脳から異常なまでの変な汁が出ているかのような衝撃を受けるほど美味しかったです。身体の真芯から温まります。
余計な添加物などは一切入ってないそうで、100%天然のものを使った甘酒なのに、しっかり甘くて優しい味で、何杯でも飲めそうな感覚でした。
添えてあるお新香?みたいなのも、甘酒の甘さに合う、少し塩気のある上品な味がして、これ以上合う組み合わせを40年生きてて1度も試した事ないほど、最高のマッチングでした。
こぼれ話として、甘酒もとっても感動したのですが、この味噌こんにゃくも最高に美味しかったです。

凍えきって空腹の、完全にHP0に近い身体の前に、この湯気が立ついい匂いの味噌こんにゃくが出てきたことを想像してください。
齧り付くと、味噌の甘塩っぱい味と、胡麻の風味。暖かいこんにゃくのコリコリした食感。完璧です。完璧な癒し。甘酒と味噌こんにゃくのおかげで、私は生き延びる事ができました。
行ってみた感想
弾丸ツアーみたいになってしまいましたが、箱根へのツーリングはとっても思い出に残るものになりました。コロナの終息を思わせるかのように、箱根にはすでにたくさん海外からの観光客の皆さんが来ていました。
観光客の皆さんにもたくさん来ていただき、ぜひこの甘酒茶屋は後世までずーっと残っていただきたいと思いました。いつか自分の子供や孫と行ける日がくるのを楽しみにしています。
次は軽装で行くのをやめます。
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