20年勤めてきたホワイト企業を辞める。
到底理解できない選択をした人間に対し、みんながかけてくれた言葉のトップ3は、
「いやーすごい選択だね!勇気ある!」
「行動力あるよねー」
「その年で挑戦して偉いよ!」
だった。
私の予想では、みなさんの目には漫画のキャラクターが大海原へ自分の希望と野望を抱いて小舟を漕ぎ出すようなイメージに写っているのではないかと思う。
そう、ちょうどこんな感じだろう。

でも実際は違う。
まったく違う。
これが1番近い。

恐怖と絶望に震え、夜も眠れなくなりそうな心境。
これが超ホワイト大企業を20年勤めたのちに辞めた専門卒妻子持ち42歳が実際に抱く心境である。
ちまたではやれFIREだの、やりたいことをやれ!だの耳障りの良いことをほざいてる輩がいるみたいだが、あれは成功してる人間だから言えることであって。
ほとんどの、ましてや私みたいな人間にあてはまるわけがない。
悪い事は言わないので、辞めない方がいい。※身体のトラブルや職場が嫌いな場合は別
コンフォートゾーンから抜け出さなくても楽しい事は世の中たくさんあるし、パパが大企業に勤めていれば、妻も子供も安心だし。
むしろ世の中の意識高い系の人たちの心無い啓蒙活動の犠牲者が減ることを、このブログを通して切に願っている。